「なぜプレゼン資料と希薄化の数字が違うのか」と同僚に聞かれたとします。計算機のスクリーンショットだけでは、入力、分母、読んだページが分かりません。小さな調査パックなら、新しいデータベースを作らずに三つとも見える形にできます。
架空例を使い、成果物を分ける
合成した会社が1億株から開始し、1000万株を発行、さらに500万株のRSUが権利確定するとします。固定保有者は100万株を持ちます。この架空例に実在の発行体名を付けないでください。次のようなフォルダーを作ります。
research-pack/ sources/paper.pdf sources/supplement.pdf scenario.json page-recipe.json reading-copy.pdf note.md figures/context.svg
scenario.jsonにはShare Slice用の数値前提を残します。結果は株数増加15%、相対的な持分希薄化13.043478%です。ノートには両方の用語を書き、単に「希薄化」とまとめないでください。利益を使う出力は、利益固定・期末株数による比率であり、法定希薄化後EPSではありません。
元資料から閲覧用コピーへの対応を残す
Page Recipeで合成資料をA:1-3,B:2,A:5の順にまとめ、JSONを新しいPDFと並べて保存します。ノートに、出力4ページ目はsupplement.pdfの物理的な2ページ目から来た、と書きます。これは組立ての記録であり、そのページが仮定した新株発行を証明するという意味ではありません。サンプルPDFは作業確認用で、実際の財務開示ではありません。
説明を持ち運べる形にする
期間、株数単位、保有株数固定の前提、資料の版、出力ページとの対応をMarkdownノートに書きます。figures/context.svgのような相対パスの図もパックに含めます。Paper Markdown Checkを実行し、欠落したパスを直します。エラー0は対応する構造点検で問題がないというだけで、財務上の結論を検証したことにはなりません。
引き継ぎ時の問い
同僚にはスクリーンショットではなく入力から再構成してもらいます。期末1億1500万株、同じページ順、欠落したローカル添付のないノートが得られるはずです。財務解釈には異論があっても構いません。反論できるほど前提が見えるなら、パックは役目を果たしています。
実際の公開開示を調べる関連製品としてEqveroがあります。ここで使うローカルツールは開示を取得せず、出典が入力を裏付けるかも判断しません。人が原資料を読む工程は残ります。